スキンケア&飲食の際に知っておきたい注意点まとめ
老化予防やアンチエイジング、生活習慣病予防にと実にメリットが豊富なオリーブオイル。油脂という特性上、副作用などのデメリットは本当にないのでしょうか?
ブログや書き込みなどで「洗顔に使用したらニキビや炎症が酷くなった」との体験談が目につきます。飲食ではめったに聞くことのないデメリットですが、肌においては適切な使い方をしないと効果が仇になって現れる傾向があります。
また、飲食においてもデメリットは明らかになっていないものの、カロリーの面から見ると適切量の摂取が好ましい背景が伺えます。
スキンケアでデメリットになりえる3つの事
オリーブオイルの肌への効果は、保湿・紫外線対策・ニキビや吹き出物予防・シミの除去・シワの改善など、女性には嬉しいメリットばかりです。
しかし、どんなに優れたものであっても向き不向きがあったり、体調によって肌のコンディションが優れないときに使用すると思わぬ肌トラブルを招いてしまいます。
スキンケアでのデメリットに遭遇するケースには次のような原因が考えられます。
オリーブオイルが適切なものではない
美容コラムなどに、食用のオリーブオイルでもクレンジングに対応できるとあります。
しかし、肌質が弱い方には注意が必要です。オイルの潤沢具合から差がないように思われがちですが、スキンケア用のオリーブオイルは濾過が丁寧にされているので、肌への摩擦による負荷が弱いのです。
心配な方はスキンケア専用のオリーブオイルを使用しましょう。食用の場合ではエクストラバージンオイルにし、蜂蜜を加えたもので様子を見てもよいかもしれません。
使い方の誤り
オリーブオイルは冬場になると白濁して固まった状態になります。オイルは温かい場所でないと流動性を失いますので、スキンケアにおいても冷たい使用状況はNGになるのです。
掌で温めるようにして、肌にゆっくりと浸透させるように使いましょう。洗い流す必要のあるクレンジングでは、ぬるま湯で洗浄して油分を取り除きます。
量が適切ではなく、肌質に見合っていない
毛穴の奥までしっかりと汚れを取り除くパワーのあるオリーブオイルのクレンジングは、量が多すぎたり、肌が乾燥気味で弱っていると強く作用が出ます。過剰にオイルが入り込むことで毛穴が広がり、大切な油分が消失するのです。
結果として潤いをキープしようと肌の深層部から皮脂が産生されニキビができやすくなり、炎症を起こすケースも発症します。適量を心掛け、乾燥肌の場合は使用回数を減らすなど加減をして使うようにしましょう。
飲食でのデメリットの懸念
厚生労働省の掲げる「日本人の食事摂取基準」によると、オリーブオイルが属する一価不飽和脂肪酸については生活習慣病のリスクへの関連が明らかではないので、摂取目安が設定されていません。
しかし、一価不飽和脂肪酸は乳製品などの飽和脂肪酸によって体内で合成できるので、飽和脂肪酸を含む食品を考慮しないとカロリーオーバーに繋がる懸念が否めません。
アメリカの食品医薬品局の調査では一価不飽和脂肪酸の過剰摂取によって、心筋への血流供給が困難になる冠動脈疾患が認められていることから、オリーブオイルに関しては1日大さじ2杯を限度とするべきだとしています。
この実態を受けて厚生労働省でも摂取量の制限は設けないものの、一価不飽和脂肪酸以外の脂質を調整することでオリーブオイルなどの一価不飽和脂肪酸の過剰摂取が避けられると触れています。
せっかくのオリーブオイルのメリットをデメリットにしないためにも、適切な量=1日大さじ2杯を上限にして、毎日の食生活に取りいれていきましょう。
関連コンテンツ
- オリーブオイルに期待できる健康・美容への効果
- オリーブオイルでアレルギー反応が起きるメカニズムとは?
- オリーブオイルを選ぶ前にチェックしておきたい3つのポイント
- オリーブオイルが便秘解消に良い理由と効果的な飲み方
- オリーブオイルと母乳の共通点とは?赤ちゃんへの使用に関する事まとめ
- オリーブジュースカプセルの口コミレポートまとめ!【画像多数・動画あり】お試し1000円♪
- 自然食研 オリーブライフの口コミレポート【画像多数・動画あり】
- メタボーの体・健康に良い油入門〜質の良い油を知って取り入れる